
2008年のMogoGPはシーズン終了の翌日から2009年に向けたテストが開始。800cc化して3年目にあたる2009シーズン。各メーカーの開発力に格差が見え始めた2008シーズンを経て、ステップアップや移籍組の多くなる来シーズンは、如何に早くマシンとライディングを纏め上げるかで、勝利を狙えるか否かが決まってしまいそう。
シーズンを通して戦闘力を得られなかったSUZUKIやKAWASAKI、その特殊な方向性故にライダーを選んでしまうDucatiの各ライダーは、表面からは窺い知れない不安と緊張の中で、慎重且つ大胆にテストを進めているはず。更にタイヤワンメークがレギュレーションとして施行された事もあり、ケーシー・ストーナー不在の年内最後のテストでは、当然の様にバレンティーノ・ロッシがトップタイムをマークした。


そんなロッシは、例年通り母国で開催された「モンツァ・ラリー・ショー」に参加。残念ながら3連覇こそ逃したものの総合2位。そして、FerrariのF2008をテストすれば、初日からフェリペ・マッサやキミ・ライコネンの1秒半落ちで走ってしまう。彼にとっては、ジャンルの違いやTCSの有無は無関係の様子で、スピードの神様に愛されているとしか思えない。
MotoGPでの走り方を見ていても、ロジックとパッションの綯い交ぜになったライディングで、誰もが届きそうで届かない領域でマシンをコントロールしているけど、彼のセオリーは、ジャンルを問わず通用してしまうという事だと思う。恐らくイチロー選手と同じで、まず明確なボディイメージがあって、マシンに乗り込めば、あとはそのイメージに極力近付ける様に調整する事で結果が出る、という状態なんじゃないかな。
ただ、この順応性の高さは、少なくともオートバイのライディングを極めているという理由に基づいているのは間違いない所。四輪車と二輪車の操縦では、そもそもが2次元位違うから、カーレーサーがロッシと同じ事は絶対に出来ない。クルマの運転はオートバイを2台連結していると思えば、とても簡単だからね。

そんなロッシ以外のライダーのテスト結果は、2番手にペドロサ、3番手にロレンソと、昨年の体制に近いライダーが順当に続く。Desmosediciに順応出来るか不安のあったニッキー・ヘイデンは、現段階でロッシの1秒落ちと、メランドリとは一味違う所を見せてくれた。唯一の日本人ライダーになる高橋裕紀は、まだ戦えるレベルに無いけど、去年のドビツィオーゾやロレンソもスロースタートだったから、開幕までには仕上がってくると思う。
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1.V.ロッシ:1分39秒429(54ラップ)
2.D.ペドロサ:1分39秒447(47ラップ)
3.J.ロレンソ:1分40秒426(58ラップ)
4.T.エリアス:1分40秒448(56ラップ)
5.A.デアンジェリス:1分40秒486(49ラップ)
6.N.ヘイデン:1分40秒486(70ラップ)
7.M.カリオ:1分40秒564(54ラップ)
8.C.エドワーズ:1分40秒604(39ラップ)
9.S.ジベルナウ:1分40秒856(48ラップ)
10.A.ドビツィオーソ:1分40秒966(48ラップ)
11.N.カネパ:1分41秒077(48ラップ)
12.J.トーズランド:1分41秒740(45ラップ)
13.V.グアレスキ:1分42秒906(46ラップ)
14.高橋裕紀:1分42秒918(60ラップ)
サーキットレコードラップ:J.ロレンソ(2008年)‐1分40秒116
サーキットベストラップ:J.ロレンソ(2008年)‐1分38秒189
(
motogp.comより)
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バレンティーノ・ロッシのスキルが図抜けているMotoGPだけど、Ducatiのケーシー・ストーナーを始めとして、チーム全体のポテンシャルでは互角に戦えるライダーが出現し始めた。2008年の3強であるロッシ、ストーナー、ペドロサに加えて、2009年は開幕からロレンソとドビツィオーゾを加えた5強になる事が予想されるから、久し振りに本来の魅力である激しいバトルが楽しめそう。
過去には、ローソン、ガードナー、レイニー、シュワンツ、ドゥーハン、コシンスキーの6強に、ケビン・マギーやクリスチャン・サロン、ランディ・マモラ等も加わって、想像を絶する激しいバトルが繰り広げられた時代もあったし、そんな本来のグランプリの姿をもう一度見てみたいよね。








