製作年度 2008年
上映時間 123分
監督 ガブリエレ・ムッチーノ
製作総指揮 デヴィッド・クロケット 、デヴィッド・ブルームフィールド 、ケン・ストヴィッツ 、ドメニコ・プロカッチ
脚本 グラント・ニーポート
音楽 アンジェロ・ミィリ
出演もしくは声の出演 ウィル・スミス(ベン・トーマス)、ロザリオ・ドーソン(エミリー・ポーサ)、マイケル・イーリー(ベンの弟)、バリー・ペッパー(ダン)、ウディ・ハレルソン(エズラ・ターナー)、エルピディア・カリーロ、ロビン・リー、ジョー・ヌネズ、ビル・スミトロヴィッチ、ティム・ケルハー、ジーナ・ヘクト、アンディ・ミルダー、サラ・ジェーン・モリス、マディソン・ペティス、ジュディアン・エルダー、オクタヴィア・スペンサー、ジャック・ヤング、コナー・クルーズ
公式ホームページ:http://www.sonypictures.jp/movies/sevenpounds/site/

本当に久し振りに映画の話題。
映画は好きだから、メジャーな公開作品は一通り劇場で観ているけど、この所どうもピンと来る作品に出会えなかった。映像はどんどん進化するし、脚本も凝ったものが多いけど、その作品で主張したい事が陳腐になりつつあるように感じる。というか、他の作品、過去の作品との差別化自体が主な主張なのでは?と疑いたくなる。どんなにセンスが良くても、映像が素晴らしくても、何を伝えたいのか分からないと観た気がしない。映画は消費される宿命、娯楽の一つだから、一過性の刺激で充分かもしれないけど、良質な映画作品でしか味わえない感慨には飢えたまま。
そんな満たされない気持ちを埋めてくれる作品に久し振りに出会った。
--
「7つの贈り物」
原題は「SEVEN POUNDS」。邦題が「7つの贈り物」。TVCMを見る限りは、悲しげなラブストーリーだろうとか、主演作の続くウィル・スミスと存在感のある演技で名を上げてきたロザリオ・ドーソンの競演が主な見所だろうとか、興行的にはあまり成功しなそうだとか、そんな印象しかなかったけど、少し癒される作品が観たいという気持ちとマッチしたから、何の気なしに劇場へ足を運んだ。
公開初日の18:30からの回だというのに、客席は半分も埋まらず寂しい状況。やはり地味な作品と受け取られているのだと思う。僕もあまり集中せずにリラックスして観ようかと、座席に浅く座り直した。
オープニング。予想を裏切る陰鬱なシーン。主人公のベンがなぜ電話したのか、会話だけでは状況が把握できない。その後も説明の無いままにシーンが進められて行く。極端にセリフは少なく、状況説明も一切なく、被写界深度の浅い映像とベンの内向した表情だけで、観客は事の成り行きを見届ける事になる。
神は7日間で世界を創造した 僕は7秒間で人生を叩き潰した...
トラウマがテーマの作品は特に最近は多くて、悪夢にうなされる、フラッシュバックで呆然となるといった描写はこの映画でも多用されているし、そこからストーリーの謎が解けていくのは他の作品と変わらない。他の作品と同じようにドキリとするシーンもあるし、ラブシーンもある。でも、この作品の手触りは他の作品とは全く違う。
例えるなら、ある悲しい事件に関する回想を、当事者ではなく、その親しい友人-聡明で思慮深くて愛情に溢れた友人から聞かされている様な感触。起きた事の是非については、一切表現されていない。それは作品を観た者がそれぞれに感じればいい。そんな配慮が全編に貫かれている様に感じた。
その意味では、僕の大好きなポール・トーマス・アンダーソン監督の「マグノリア」と似ているけど、「7つの贈り物」はたった一人の男の”救い”だけがテーマ。それでも地球は回っている、では済まされない、人の心の窺い切れない深淵について考えさせられる。倫理観によっては、馬鹿げた話と受け取られて終わりかもしれない。この作品は決して感動作ではないと思う。
それにしても、ガブリエレ・ムッチーノ監督の力量には感心してしまった。正にこれが映画だと思う。それから、ロザリオ・ドーソンの魅力がこの作品を成立させている事も疑いようがない。この2人の全作品を観てみたくなる。
入れ替え制じゃなければ、席に留まってもう一度観たかった。DVDが発売されたら、もう一度観ようと思う。
製作年度 1999年
製作国・地域 アメリカ
上映時間 86分
監督 ブラッド・バード
製作総指揮 ピート・タウンゼント
原作 テッド・ヒューズ
脚本 ティム・マッキャンリーズ
音楽 マイケル・ケイメン
出演もしくは声の出演 ジェニファー・アニストン 、ハリー・コニック・Jr 、ヴィン・ディーゼル 、イーライ・マリエンタール 、ジェームズ・ギャモン 、クリストファー・マクドナルド 、M・エメット・ウォルシュ 、ジョン・マホーニー 、クロリス・リーチマン

「レミーのおいしいレストラン」のブラッド・バード監督の出世作がAmazon.co.jpから届いたので早速鑑賞。
--
「アイアン・ジャイアント」
公開当時よりも、後に評価を得た”2Dアニメ”作品。絵のタッチやキャラクターデザインがノスタルジックな事もあるし、「Mr.インクレディブル」よりも後に観た事もあるけれど、冒頭では古き良きアニメ映画といった印象。
ところが、作品を観終えると、後の2作品と同じフィーリングの感動が残った。この監督は兎に角優しさと愛情に満ちていると思う。優しさと愛情が失われがちな弱者に光を当てて輝かせる事が好きだし、優しさと愛情が失われがちな観客や世界に向けて、心血を注いで映画を作っているんじゃないかな。だから、作品のテーマは崇高さや大義名分や教育ではなくて、愛情や幸福感といった、個々人の胸の中にある小さなもの。小さな幸せのための映画だから、当然この作品もハッピーエンド。観終えると気持ちがハッピーになる。
「レミーのおいしいレストラン」では、キャラクターの細やかな”リ”アクションの表現に驚いたけど、それはこの作品でも同じ。登場人物にきちんと演技をさせる事は、恐らく監督の拘りなんだと思う。僕の知る限りの日本のアニメーションとは、この部分が随分違う。
素朴なストーリーが細やかな愛情で表現された傑作。”2”はタブーだろうけど、幸福感に満ちたまま”その続き”が観たくなってしまう作品です。
製作年度 2007年
製作国・地域 アメリカ
上映時間 120分
監督 ブラッド・バード
製作総指揮 ジョン・ラセター 、アンドリュー・スタントン
原作 −
脚本 ブラッド・バード
音楽 マイケル・ジアッキノ
出演もしくは声の出演 パットン・オズワルト 、ブラッド・ギャレット 、ブライアン・デネヒー 、ブラッド・ギャレット 、ジャニーン・ガロファロー 、イアン・ホルム 、ピーター・オトゥール 、ルー・ロマノ 、ジョン・ラッツェンバーガー 、ジェームズ・レマー 、ウィル・アーネット
公式ホームページ:http://www.disney.co.jp/movies/remy/

「Mr.インクレディブル」を観て以来、すっかりファンになってしまったPIXARアニメ。待ちに待ったブラッド・バード監督の最新作目当てに、お盆休みでごった返す劇場へ。
--
「レミーのおいしいレストラン」
PIXARアニメのクオリティは、作品ごとに驚く程高くなっているけど、最新作であるこの作品では、食材やレストランの内観、町並みや自動車などの細かなマテリアルの表現に、美術的な要素まで加わって、嫌でも作品の世界に引き込まれてしまう。
ストーリーは寓話的でシンプル。大人向きも子供向きも無く、誰でもが無心で楽しめる。随所にユーモアが散りばめられていて、上映中はそこかしこで笑いが絶えない状態。エンドロールが始まっても、誰一人席を立たなかったのには、ちょっと驚いた。
この作品は、とても一度では味わい尽くせないから、DVDを購入して楽しむつもり。ブラッド・バード監督は「Mr.インクレディブル」に続いて、素晴らしい作品を世に残してくれたと、感心というより感謝。「アイアン・ジャイアント」をまだ観ていなかったから、早速、Amazon.co.jpで注文してみた。こちらも楽しみ。
火曜日に「トランスフォーマー」を観に行って、余りの酷さにショック状態だったから、今日この作品を観て救われた。
製作年度 2007年
製作国・地域 アメリカ
上映時間 139分
監督 サム・ライミ
製作総指揮 ジョセフ・カラッシオロ 、ケヴィン・フェイグ
原作 スタン・リー 、スティーヴ・ディッコ
脚本 アルヴィン・サージェント
音楽 クリストファー・ヤング
出演もしくは声の出演 トビー・マグワイア 、キルステン・ダンスト 、ジェームズ・フランコ 、トーマス・ヘイデン・チャーチ 、トファー・グレイス 、ブライス・ダラス・ハワード 、ジェームズ・クロムウェル 、ローズマリー・ハリス 、J・K・シモンズ 、ビル・ナン 、エリザベス・バンクス 、ディラン・ベイカー 、テレサ・ラッセル 、クリフ・ロバートソン 、テッド・ライミ
公式ホームページ:http://www.sonypictures.jp/movies/spider-man3/

GW最終日。サム・ライミのスパイダーマン3作目を観る為に小雨の降る中レイトショーへ。
--
「スパイダーマン3」
良くも悪くも3作目になると、新鮮味も緊張感も薄れてしまいがち。その点ではスパイダーマンも例外では無くて少し残念。随所にサム・ライミらしさが溢れているのに、映像やストーリーの様々な要件を詰め込み過ぎた(詰め込まされた?)為に、消化不良を起こしてしまった印象。
勿論、ハイレベルなCGは見応え十分。監督らしい随所のコミカルな演出も楽しいのに、1作目で評価された人物の描き方が、3作目では荒っぽく纏まってしまった。ラスト間際の演出には相当な迷いが見え隠れ。
「M:i-II」並みに大キャンペーンが打たれていたのは、口コミが見込めないとの判断からかもしれないし、映画ビジネスとしては入るまでが勝負。今の所、記録的な観客動員らしいから、次回4作目があるなら、是非原点に立ち返って丁寧に人物を描いて欲しい。
或いは、サム・ライミではない監督が全く違うタッチでスパイダーマンを描くか。
製作年度 2007年
製作国・地域 アメリカ
上映時間 108分
監督 ダニー・ボイル
製作総指揮 −
原作 −
脚本 アレックス・ガーランド
音楽 −
出演もしくは声の出演 キリアン・マーフィ 、真田広之 、ミシェル・ヨー 、クリス・エヴァンス 、ローズ・バーン 、トロイ・ギャリティ 、ベネディクト・ウォン 、クリフ・カーティス 、マーク・ストロング
公式ホームページ:http://movies.foxjapan.com/sunshine2057/

早々に夏日となった土曜日。米国AppleのMovie Trailersで見付けて以来楽しみにしていたダニー・ボイル監督の最新作を観る為にレイトショーへ。
--
「サンシャイン 2057」
主演は、同じくダニー・ボイル監督の「28日後...」で主演に抜擢され、煌く存在感で数々の映画出演を決めているキリアン・マーフィ。その他のキャスト陣は、真田広之 、ミシェル・ヨー 、クリス・エヴァンスら、映るだけで絵になる俳優陣で固められていて、各人の持つ存在感がキーの映画。
ストーリー展開や取り扱われているテーマは、「シャロウ・グレイブ」から連綿と続くダニー・ボイル節とも言えるもので、期待通り。SFとしては荒っぽい表現も目立つけれど、「28日後...」でも見せた不安な心理を煽る神経質な映像表現で世界観に嵌められてしまう。追い詰められた人間の厭らしさの表現は、「ザ・ビーチ」の方が上だけど、全体に浅く幻想の入り混じる感覚が新しくて、もう一度観たくなる。

真田広之は”いつもの芝居”で見るべきところは無かったものの、他のキャストも、米国、英国、オーストラリア、香港と多様で、結果、各人の演技の質が異なっているのが興味深かった。同じ宇宙船のクルーとしては、各々我が強すぎて結束力の弱いチームに見えるのが、逆に面白味だと思う。演技のスキルはキリアン・マーフィが断然高くて、最後まで惹き付けられた。
何と言ってもダニー・ボイルの作品だから面白い、ということに尽きる。ワンシーン観るだけで監督が判るのは名匠の証。
誰にでも薦められる映画じゃないのもいつも通りだけど、SFが好きか、監督かキャストのファンなら、観ても損はないんじゃないかな。
製作国・地域 アメリカ
上映時間 130分
監督 ビル・コンドン
製作総指揮 パトリシア・ウィッチャー
原作 トム・アイン
脚本 ビル・コンドン
音楽 ヘンリー・クリーガー
出演もしくは声の出演 ジェイミー・フォックス 、ビヨンセ・ノウルズ 、エディ・マーフィ 、ジェニファー・ハドソン 、アニカ・ノニ・ローズ 、ダニー・グローヴァー 、キース・ロビンソン 、シャロン・リール 、ヒントン・バトル 、ジョン・リスゴー 、ロバート・チッチーニ
公式ホームページ:http://www.dreamgirls-movie.jp/

今週は仕事も落ち着いていて、早めに帰宅出来る事が多くて嬉しい限り。自宅のDVDも一通り観終わってしまったし、巷で話題のミュージカル作品を劇場で観る事にした。
--
「ドリームガールズ」
予備知識を殆ど持たないで席に着いたら、恐ろしくエネルギーの詰まった映像に130分間圧倒されっ放しだった。エディ・マーフィ、ジェイミー・フォックス、ビヨンセ、そしてアカデミー助演女優賞を獲得したジェニファー・ハドソン。誰もが手抜き一切なしの熱演で充実したドラマが展開する。
監督は映画版「シカゴ」の脚本家ビル・コンドン。映画としての演出や完成度は「シカゴ」の方が上だけど、ミュージカル映画ではちぐはぐになりがちな各人の感情のリアリティはこちらが上回る。
中でもジェイミー・フォックスとビヨンセの充実振りには目を見張るものがあって、否が応でも心を動かされる。名声とリアリティの間で揺れ動いて、富を手にしながらも心が乾いて行くカーティスとディーナを生々しく演じていた。ビヨンセは舞台上でのカリスマビームも凄い。
エディ・マーフィ演じるジェームズ・“サンダー”・アーリーの栄枯盛衰も見所。JB張りの熱いファンクで舞台を駆け回るシーンは文句無しに楽しいけれど、落ちてしまった哀感の演技ももっと見てみたかったかな。
ジェニファー・ハドソンは純粋な演技力だけ取り上げれば、至らない所があるものの、その圧倒的な”声”を生かして、映画初出演としては驚異的な存在感を放っていた。
兎に角各人が全員魅力的で、内容の濃い作品。とても2時間強の尺には感じられない。但し、見る側にもパワーが必要だから、体調を整えて挑んでください。
ハマれば最高。ハジかれれば席を立ちたくなるかも。

[2月2日]
2007年が明けてからの一ヶ月。年明けはゆるやかに、月半ばからは急峻に、目まぐるしく様々な変化を味わった1月だった。草臥れたけれど充実した時間。ブログの更新はすっかりサボってしまった。
--
今週末の土曜日公開の「世界最速のインディアン」。TVで予告編を観ただけでワクワクしてしまったので、早速観に行こうかと思う。アンソニー・ホプキンスの奮闘ぶりがとても楽しみ。ソルトレイクの景色も。(2月20日、観て来ました。)
BONNEVILLE NATIONAL SPEED TRIALはもちろん実在のレース。BAR HONDAがF1マシンでチャレンジして400km/h弱を記録したけど、二輪車の最高記録は564.693km/hだそうだ。殆ど飛んでる状態。発想が馬鹿馬鹿しいくらい単純で気持ちがいいから、心が揺さぶられるんだろうね。
今年の11月には、いよいよ「三宅島オートバイレース」も開催される。7年前の噴火による災害で三宅島の基幹産業である観光は危機的な状況。復興のために一念発起して企画されたイベントだけど、初めて聞いた時にはとても実現しないだろうと思った。それがとうとう開催日まで。ベイエリアにF1を誘致すると発言していたくらいだから、都知事の存在も大きいのかな。日本のマン島になれるように、暖かく長い目で見守りたいし、当然、観に行こうかと思っています。FUJI ROCKみたいなノリが出るといいね。
文化の一部にモーターサイクルスポーツが当たり前に存在する日本になったら素敵だ。
製作国・地域 アメリカ
上映時間 99分
監督 ベン・スティラー
製作総指揮 ステイシー・シェア 、ウィリアム・バークレイ・マルコム
原作 −
脚本 ヘレン・チルドレス
音楽 カール・ワリンジャー
出演もしくは声の出演 アフトン・スミス 、ウィノナ・ライダー 、イーサン・ホーク 、ジャニーン・ガロファロー 、スティーヴ・ザーン 、ベン・スティラー 、スウージー・カーツ 、ジョー・ドン・ベイカー 、ジョン・マホーニー 、レニー・ゼルウィガー 、ハリー・オライリー

年越しの後、例年同様ダラダラと正月番組を観ていたので、起床したら14時。初詣の後、既に日が暮れ始めたので、夕食までの間、DVDを観ることに。沢山買い込んであったけど、迷わずこの作品を手に取った。
--
「リアリティ・バイツ
この作品は僕の中では、青春映画の原型の様なもの。1994年の作品だから、登場人物達と完全に同世代だし、イーサン・ホークやウィノナ・ライダーも、ほぼ実年齢の役柄を演じていて、当時はこの映画に心酔していた記憶がある。もう何度観たのか覚えていない位。
この映画が人を惹き付けるのは、監督のベン・スティラーには申し訳無いけど、ウィノナ・ライダーの存在感が全てだと思う。主人公のリレイナ・ピアース役が他のキャストだったら、もしかしたら凡作で終わっていたかもしれない。もちろん他のキャストも負けずに光っているから、ウィノナ・ライダーが輝いて見えるんだけどね。
ストーリーはシンプルだし、台詞にリアリティがある訳じゃない。DVDの装丁にも、「そんな彼女を救うのは、年上で将来有望なプロデューサーか同世代のビジュアル系口先男か・・・?」と書いてあるけれど、まあそんなもの。でも、主演の3人が演じると、妙に訴える力があるのが不思議。
ベンスティラーは誠実だかそうじゃないんだか分かり辛い大人の役だけど、観ていて本当に分かり辛いし、イーサン・ホークもそう。頼れるのか頼れないのか分からない。ウィノナ・ライダーの演じたリレイナだって、良く考えると、そんなにいい女じゃないし、登場人物の誰も彼もが、将来的に不安な人間ばかり。そういう語られ方は全くされていないけど、めったにいないような美人の娘に男達が翻弄されて、自分の大切なものを二の次にして人生を捧げてしまうという、まあそういった物語で、そこにこそリアリティがあるんだと思う。
監督も脚本のヘレン・チルドレスも、ベビーブーマー達の生き様を描きたかった様なことを言っているけれど、実は、何千年も前から普遍的にあるような恋愛の形がこの映画のテーマだし、ウィノナ・ライダーの存在感のおかげで、滑稽な位にのめり込む男達がリアルに見えるし、観ているこちらも、滑稽な位にのめり込んでしまうんだと思う。
しかし、実際にリレイナ・ピアースみたいな女の子がいたら、誰だって、僕だってハマってしまうに決まってる。その後で後悔するのも目に見えてるけどね。





















![SHOEI:ショウエイ/FREEDOM [フリーダム]](http://w1.webike.net/catalogue/10341/w-sho-139s.jpg)

























