- Date: Sat 12 05, 2012
- Time: 20:23:17, Japan Time
- Category: MotoGP・WSB
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Ride to Win

MotoGPの2012年シーズンも第3戦ポルトガルGPまで終了。
リザルト上はホルヘ・ロレンソが1勝、ケーシー・ストーナーが2勝。チャンピオンシップのスタンディングでは1位のストーナーと2位のロレンソは1ポイント差だけど、RC213V×ストーナーの強さは去年を上回っている印象。これまで勝ちの無かったエストリル・サーキットを制して、これで今シーズン開催予定の全てのサーキットを制した事になる。
ポルトガルGPのレース展開も開幕からの2戦と同じ。ケーシー・ストーナーが逃げて、ロレンソとペドロサが追い付けるかどうかの違いだけ。スタートからゴールまで僅かなロスも許さずに走り続けるロレンソのスキルは賞賛に値するけど、ストーナーの走りの前には霞んでしまう。ロレンソや’12型M1が遅いのではなく、ストーナーが速過ぎる。1,000cc化したMotoGPマシンを、ストーナーだけ違う次元で操作している様に見える。
エストリルでのストーナーの走り方を見ていたら、ふと、昔愛読していた「RIDE TO WIN」にあった言葉達が頭に浮かんできた。ストーナーの走り方は、何か特殊なものではなくて、ケニー・ロバーツの提唱したレーシングライディングのセオリーにとても忠実。ケニーもストーナーもダートトラックに学んだのは間違いない所。
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【各コーナーではイクジット、ブレーキング、リーンの順で手をつける】ストーナーはDucati時代から決して限界まで深くブレーキングしない。MotoGPクラスでさえ、曲がれる限界までブレーキングを詰めてしまうライダーが多いけど、ストーナーはコーナリングの組み立て方が違う。エストリルの最終コーナーでイン側の縁石を使うのを見ても、ストーナーが加速からコーナリングを組み立てているのが良く分かる。
【ブレーキングを遅らせたらリーンは素早く、が原則】
ストーナーはコーナーに2アクションで進入している様に見える。マシンが立っている間に9割方速度を落とした後、ブレーキを少しリリースして旋回開始のポイントまでマシンを送る様に短時間のコーナリングブレーキ。そして、マシンをリーンさせる前に上体をグッとインに入れて素早くコンパクトに旋回。旋回に移ると同時にスロットルは開き始めて、旋回開始から立ち上がりまでリヤタイヤで曲がって行く。
【リーンは瞬間的に済ませ、なるべく早く加速に移る】
ストーナーはバンク角が深い事で有名だけど、マシンが寝ている時間は誰よりも短い。深いバンク角まで持ち込むのは、恐らくロレンソの様な理由ではなくて、現行の巨大なグリップのタイヤでスライドを誘発するのが目的だと思う。Ducati時代にマシンが寝ている時間が長かったのは、マシンが旋回しなかったから。
【最大限の直線的な加速ラインを確保する】
ストーナーは常に最大の加速状態で走っている印象。HONDAのマシンは加速時の旋回力が抜群に高くて、それを最大限に活用しているから、曲がり切らないうちに加速開始している様に見えて、実は外向きに加速力を逃がしていない。当たり前だけど、加速パートの走り方の違いがストーナーのスピードを生んでいると思う。
【立ち上がりの後輪荷重でトラクションをかける】
ストーナーは旋回に入る前から立ち上がりまで、終始マシンのイン側に上体を入れる事でリヤ部分を押しながら走行している。2ストロークの様にスロットルONで旋回しているのが、他のライダーとの決定的な違い。TCSをかなり弱めにセットしているらしいけど、理由はスロットル操作で旋回を微妙にコントロールしているからだと思う。よく見ていると、Rの変化するコーナーやS字区間で、スロットルを加速方向の中で微妙に開いたり戻したりしている様子。マシンの姿勢を自分の意志でコントロールして、細かくラインの調整をしているから、電子制御にトラクションをコントロールされるとフィーリングが悪くて困るんじゃないかな。

【どんなコーナーでも常にスライドを求めて限界まで攻めていく】
正に文字通り、ストーナーは常にスライドを狙ってマシンを操作しているのが印象的。1,000cc化して、更に顕著になった気もする。常に僅かなパワースライドでオーバーステア状態を作っているので、マシン性能以上に旋回して、マシン性能以上に加速している。速いのは当たり前。燃費が気になるけど、アナリシスを見ても終盤までラップタイムが変わらないのが不思議。
【もし、自分自身の状態や問題点を正確に評価することに多くの時間を費やすことができたなら、きっとそのライダーは、自分のバイクのことをあれこれと評価することに多くの時間を費やし続けたライダーよりも、よっぽど進歩し、速くなることができる】
各メーカー、1,000cc化に伴ってマシンのバランスを崩している様子で、ベン・スピーズやカレル・アブラハムなどは相当に苦労している感じ。好調に見えるロレンソもコーナーの奥でマシンが十分旋回していない様に見えるし、ロッシなどは、マシンを更改し過ぎて、未だに纏った走りが出来ていない。ストーナーのRC213Vにしてもチャター問題が解決していないけど、ストーナーと他のライダーの最大の違いは、不完全なマシンに合わせて走り方を調整する能力。マシンが多少動こうが、神経質な挙動が出ようが、レース中には最大限の調整をして帳尻を合わせてしまう。駄目なパートはそこそこで諦めて、マシンの長所をより活かそうとしている様にも見える。2006年にMotoGPクラスに昇格してから、随分成長したのは、Ducati時代にDesmosediciを限界まで追い込んで走らせた経験があればこそ。きっと、Desmosedici GP12なら楽に勝てるんじゃないかな。となると、現役ライダーに敵はいない事になる。
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今シーズンのストーナーの走り方を見ていると、僕がWGPを観始めた’80年代から’90年代のアメリカンやオージーの走りを連想してしまう。バックトルクの小さな2ストローク500ccの軽量なマシンに、今より性能の劣るタイヤの組み合わせでは、ライダーがバンキングスピードを上げたり、スロットルの開き方を工夫しないとトラクションも得られないし、速く走らせる事は難しかった。スライドとグリップの境界で走り続けられる、ダートトラック出身の大陸のライダーが圧倒的に速かった。ケニー・ロバーツが新しいライディングスタイルを持ち込んで、圧倒的な速さでヨーロッパ人を驚かせた後、ライディングスタイル自体もアメリカンとヨーロピアンに区別される様になった。長らくヨーロピアンは大陸出身者に太刀打ち出来なかった。

長らく続いたダートトラック出身者の台頭も、ミレニアムを迎えるまでに、次第に有望なオージーやアメリカンが出現しなくなって終わる事になった。ミック・ドゥーハンが引退する時、後継者となったのがイタリア人のバレンティーノ・ロッシ。レイトブレーキングから繊細なコーナリングブレーキでマシンを旋回させて、マシンを横に向ける事無くスムーズに加速していくヨーロピアンライディングそのものだった。僕はロッシのライディングスタイルを好きになれなかった。
ロッシの黄金期、マシンは4ストローク化して、車両重量も増え、タイヤのグリップ力もコントロール性能も飛躍的に向上してきた。若いロッシは適応し続けて、ライバルになるライダーは現れなかった。ロッシは当たり前の様にチャンピオンシップを制し続けた。

2007年に現れたケーシー・ストーナーはロッシより速かった。但し、特殊なメーカーの特殊なマシンに乗っていたので、ロッシの評価は変わらなかった。2008年にはホルヘ・ロレンソが現れて、2010年にはロッシを破った。但し、ロッシ自身が初の大怪我で欠場したので、ロッシの評価は変わらなかった。そして、Ducatiへ移籍したロッシは、過去のライダーと同じく、特殊なDesmosediciに適応出来ずにいる。
ケーシー・ストーナーが今期限りで引退すると言う噂がある。そして2013年、ロッシがYAMAHAワークスに復帰すると言う噂もある。可能なんであれば、僕は戻るのが正解だと思う。ロッシ本人の為ではなくて、WGPファン、そしてストーナーの為に。そして2013年、ストーナー、ロレンソと真っ向勝負して欲しい。恐らく、ロレンソとは同等、そしてストーナーには負けてしまうはず。きちんと負ける事が正常な世代交代だと思うし、WGPを愛する全ての人の為じゃないかな。
- Date: Wed 09 05, 2012
- Time: 23:35:26, Japan Time
- Category: カメラ/写真
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フィンガーストラップ

Q用のストラップを購入してみた。
ネットでつらつらと探していて、カメラストラップのオンライン販売専門店、203 Camera Strapsさんに辿り着いた。このショップには魅力的なストラップが沢山並んでいて散々悩んだけど、最終的にオイルヌメ革 フィンガー・ストラップ TRESを選んでみた。ナチュラルやブラウンカラーはお洒落だったけど、Qにも貼り革で色を入れたので、ストラップはシンプルに黒。価格は1,680円。新しいカメラを手に入れると、どうしたって少しずつ無駄遣いしてしまうもの。
Qには両吊りのストラップが同梱されているけど、首から下げて歩くつもりは無いし、GRでも両吊りを試してみたけど、やはり使わなくなってしまったので、今回はハンドストラップに絞って探した。実はGRの純正ストラップが最高に使い易いのだけど、別売りしていない様子なのと、203 Camera Strapsさんのサイトを眺めていたら、製品の魅力に負けてしまった。

今日、夕飯の後届いたので、早速Qに装着。見た目は狙い通り可愛いけど、少し触った程度では、かなり違和感のある使い心地。メリケンサックの様なグリップに指を通す事に慣れれば、ブラブラ歩いてもカメラを落とさずに済むとは思うけど、やっぱり手首に掛けられるループストラップが良かったかな。使い勝手が余程悪ければ、また交換すれば良いし、まずは当面使ってみるつもり。
別件で、ストラップ到着待ちの間、27mmのレンズキャップにストラップを取り付けてみた。小さな穴を2箇所開けてストラップを通して結んだだけだけど、これは大正解。何時でも何処でも、気兼ねなくキャップを外せて便利極まりない。何故純正キャップにストラップが付いていないのか不思議。
僕のQ。本当に毎日持ち歩いていて、最高にお気に入り。「ああ、カメラ持って来れば良かった。」が無くなったのが、このカメラの最高の価値だと思う。Qマウントレンズのロードマップによれば、年内に90mm〜100mmのプライムレンズが発売される様子で、今はこれが一番の楽しみ。巷で流行の8mm用Dマウントレンズなんかに手を出すと深入りしそうなので、そちらは見ないつもり。
- Date: Sat 05 05, 2012
- Time: 17:21:25, Japan Time
- Category: カメラ/写真
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新潟フォト

4月30日の18:19頃、母方の伯母がオートバイに撥ねられて亡くなった。当日の日没時刻は18時34分。免許取り立ての高校生が2人乗りで走行中の事故だったとの事。海沿いの幅員のある国道。採った山菜を担いで、自転車で山の方から惰性で降りて来て、そのまま横断しようとしたらしい。逢魔時だし、条件が重なり過ぎてる。
昨日は日帰りで葬儀に出席してきた。新潟の村上まで往復8時間。僕のいとこ、亡くなった伯母の子供達は想像以上に動揺していて、掛ける言葉を選ぶのが難しかった。亡くなってから逢いに来て申し訳ないと伝えた。存命で残された他の伯父や伯母やいとこ達とも20数年振りに会った。僕を含め、皆歳月のまま年老いていて、昔の楽しい時間を沢山思い出して、その後何だか寂しい気持ちになった。そこにいる全ての人達が僕の思い出を形作っていて、伯母が亡くなった事で、僕の思い出の一部が死んでいくみたいな気分になった。いつかは皆お互いに思い出と共に消えてしまう。子供や孫達が連綿と人の営みを紡いでいくだろうけど、唯、過疎の漁村には今や老人達ばかりが暮していて、僕の思い出の場所は消えていくんだろうなと思う。
長身で美人の伯母だった。77歳になっても病気一つせず、背中も曲がらず、昔のまま元気に暮らしていたとの事。事故で亡くなったのは残念だけど、でもそれが事故なんだろうね。オートバイが原因じゃないけど、オートバイで亡くなった事が悔しい。
葬儀の後、村上駅で帰りの列車に乗るまでに時間があったので、羽越本線で2つ先の越後早川駅まで足を延ばしてみた。海沿いの駅で、防波堤までは20歩位。子供の頃、日に8時間は泳いでいた海を久し振りに眺めた。集落の風景や打ち寄せられたゴミや粒の大きな砂浜の感触が懐かしかった。伯母を弔うかの様にどんより曇っていて強風が吹いていた。何となく、浜から波で削られて丸くなった石を一つ拾ってきた。夏、もう一度素晴らしい景色を見に来ようと思う。いつ何が起こるか分からないから、生きているうちに、お互いの思い出を作りに来よう。いつか消えてしまうとしてもね。それがお互いの、僕の役目なんだと思う。
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camera : PENTAX Q
lens : 01 STANDARD PRIME











- Date: Thu 03 05, 2012
- Time: 15:41:09, Japan Time
- Category: カメラ/写真
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貼り革キットとレンズフード

GW後半初日。予報通り朝から雨降りなので、午前中から家の中で工作を。
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Qを使い始めて1週間。想像していた以上に楽しいカメラで、ちょっと生活のモチベーションが上がる感じ。本当に良く出来たカメラで、美点を挙げればキリが無い位。
【軽い】バッグに入れてもカメラの存在を忘れていられる。
【操作感がカッチリしている】シャッターだけでなく、各ボタンのクリック感、SDカードやバッテリーへのアクセス部の開閉の感触、凝った仕組みでポップアップするフラッシュの開閉、すべてカッチリ。ドイツ車みたいな頼もしさ。
【グリップし易い】スクエアな形に最低限の出っ張りがあるだけなのに、確りグリップする。嘘の様に構えやすい。
【見た目が良い】何度見ても惚れ惚れ。機能美と言うか道具感と言うか。これで操作性が悪ければイメージダウンだけど、それが無いのが凄い。iPhoneの様にいつも傍に置いておきたくなる。
【レスポンスが良い】電源ON/OFFもモードの切り替えも素早いので、バッグから取り出して撮影してバッグに戻すまでの動作がサクッと終わる。カメラが勝手にISOを高くしても嫌じゃない。ボディ前面のクイックダイヤルは、GRのMyセッティングより断然使い易い。
【雰囲気の良い写真が撮れる】解像度は勿論高くないけど、何故か「これで充分」と合点のいく結果が出る。47mmの画角が好きなのが大きいかも。
【スマートエフェクトが秀逸】「あでみやび」と「Auto110モード」。凄く良い。簡単。
【一眼レフとの棲み分けが心地よい】サイズも撮れる写真も全く違うので使い方で迷わない。「一眼レフの様な写真が撮れるコンパクト」としては設計されていないのが大きいと思う。独立独歩な感じ。
【如何にも写真を撮ってる風に見られない】小ささの勝利。気兼ねなく街中で写真が撮れる。
そんな風に愛着の増してきたQなので、ちょっと自分らしくカスタムして、ちょっとしたネガを潰しておく事に。
Qの情報を検索しつつネットサーフィンしていたら、Aki−Asahi.comさんの貼り革キットを見付けたので、そのまま購入。種類が多くて迷ったけど、一番好みのブラウン・クロコダイルをチョイス。直ぐに届いたので、朝食の後で早速貼り換えてみた。購入サイトには「オリジナルの革を剥がすとメーカー保証外となります。」とあったけど、いざ剥がす作業をしてみたら、何の事は無い、粘着テープで貼ってあるだけだった。爪楊枝2本で簡単に剥がれて、ガムが残る様な粘着力も無いから、言うなれば唯のシール。こんな物を剥がしただけで保証外になるのかな。
新しい貼り革は加工有りのリアルレザーだけど、裁断が素晴らしく正確なので、簡単に貼り終わって完了。1,500円でイメージ通りの外観に変身して、かなり満足。
貼り革工作の後は、レンズフードの取り付け。Qに付いている01 STANDARD PRIMEは、これまで使ってきたレンズに比べると、結構フレアが出るので、不要かなと思っていたレンズフードを使う事にした。但し、純正オプションのフジツボ型フードは何だか不恰好な気がしたので、他のフードを物色。最終的にはこんな組み合わせに。
・ETSUMI メタルインナーフード 37mm ブラック
・ステップダウンリング 40.5mm→37mm
・レンズキャップ Φ27mm
実は会社帰りにHAKUBAのラバーフードを買ってみたけど、装着してみたら何とも不恰好だし、Qのボディからはみ出してしまい、カメラを取り出す度に引っ掛かって実用にならなかったので、結局フジツボ型に。数百円の無駄遣い。今度のはセットで2,000円位だから純正よりは大分安い。Qを買った時にプロテクトフィルターを取り付けたので、全ての厚みを足すとレンズ本体の先端部からフード先端まで14mm位。34mm相当のMズイコーデジタル用のフードだけど、これだけ前に出ればQでも役目は果たしてくれそう。勿論、ケラレは無し。お陰様でバッグからの出し入れもスムーズ。
一気に自分仕様になった僕のQ。大分慣れてきたけど、まだまだ使い切れていないので、少しずつ付き合って行こうと思う。本当に楽しいカメラ。マイクロフォーサーズ系の大きいやつ買わなくて良かった。








- Date: Mon 30 04, 2012
- Time: 20:40:38, Japan Time
- Category: MotoGP・WSB
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【2012 GRAND PREMIO bwin DE ESPANA】RACE

いや、本当に凄かった。
Moto3デビュー2戦目のロマーノ・フェナティがぶっちぎりの独走優勝。セオリーでは経験者優位のはずの難しいコンディションの中、全ての点で他のライダーを圧倒。2位のサロムとは36秒差。本当に恐れ入った。周囲の予測を遥かに上回る逸材なのかもしれない。
予選10番手から素晴らしいスタートを決めて、オープニングラップでは4番手。レース序盤はポールのアレックス・リンスやルイ・ロッシとバトルがあったけど、他の2人と違って、コースコンディションを見極めながら走行ラインを調整しつつ、明らかにマージンが大きく取れる走り方をアレンジしていたから、リンスやロッシのミスを待つまでも無く、一人抜け出すのは時間の問題だった。
ロッシが転倒、リンスが大きなミスで脱落して、単独走行に入ってからの走りが一番の驚き。後続のライダーが次々転倒する中、ほぼ毎周回ファーステストラップを更新。レース後のバレンティーノ・ロッシのコメント通り、誰よりも速く走りながら、誰よりもマージンがあったという事だと思う。
ブレーキングから旋回、そしてコーナーを出るまでの全てのパートで、とても繊細な操作をしているのが印象的で、オートバイをクイックに動かす時でも荒っぽさは一切無し。同じイタリア人のバレンティーノ・ロッシを思わせる操作のし方だけど、プレッシャーなど一切感じないかの様な独特のメンタリティも持っていそうだし、今の所、天衣無縫な天才児といった感じ。今戦では精彩を欠いたビニャーレスに10ポイント差をつけて、ランキングも堂々のトップ。ロッシも表彰式でのイタリア国家を感慨深く聴いたんじゃないかな。本当に凄いライダーが現れた。
Moto3 Race Classification
Pos. Points Num. Rider Nation Team Bike Km/h Time/Gap
1 25 5 Romano FENATI ITA Team Italia FMI FTR Honda 139.2 43'50.885
2 20 39 Luis SALOM SPA RW Racing GP Kalex KTM 137.3 +36.139
3 16 11 Sandro CORTESE GER Red Bull KTM Ajo KTM 137.3 +36.895
Moto2クラスに関しては、いつものMoto2らしいバトルが随所で観られたけど、ライダーとしての器は、やはりマルケスが図抜けていて、マージンを保ったままレースを見渡している感じ。正直他のライダーはナメられていると思う。イアンノーネが沈んでしまった今回、結果は見透かされていた様に思う。
とは言っても、優勝はマルケスではなく、同じスペイン人のポル・エスパルガロ。レッドフラッグの前週にトップに立ったのは、レース後の仕草やコメントを聞く限り、偶々だった様子。マルケスはレッドフラッグを見て2位だと分かっていたとの事だから、レースをコントロールしていたはずが、雨の強くなるタイミングに負けた感じ。エスパルガロは少しずつ成長していて、バウティスタの様な良いライダーになりそう。対して、今回トップも走ったレディングに関しては、テストで好調だったから期待して観ていたけど、走り方も終盤のタレ方も去年と一緒でがっかり。今のままじゃ何の伸び代も無さそう。
期待の中上貴晶は、デビュー2戦目としては十分良いレース内容とリザルトだと思う。今後は富沢やマルケスも苦労していた突っ込み重視ライダーの対策をどうするか。恐らく、一つのカギは強気の走りをする事じゃないかと思う。開幕戦の後、ブレーキングでマルケスのアウトに並ぶライダーは暫くいないはずだしね。
Moto2 Race Classification
Pos. Points Num. Rider Nation Team Bike Km/h Time/Gap
1 25 40 Pol ESPARGARO SPA Pons 40 HP Tuenti Kalex 149.3 30'12.879
2 20 93 Marc MARQUEZ SPA Team CatalunyaCaixa Repsol Suter 149.3 +0.241
3 16 12 Thomas LUTHI SWI Interwetten-Paddock Suter 149.3 +0.483
MotoGPクラスはレース開始直後のMoto2の様な大混戦が凄かった。TECH3の2人が掻き回してくれて、最高峰クラスで久し振りに本当のレースを観た感じ。ドヴィツィオーゾの男気もクラッチローのノリノリの走りも素晴らしい。クラッチローに関しては、ノリノリなだけじゃなく、ゴールラインまで3位のペドロサにピタリと着けて、優勝のストーナーとは僅か2.5秒差の4位を獲得。何と言うか、ライディングの才能より、常人離れした運動神経に惚れ惚れ。
そしてロッシ。リザルトは9位だけど、何か吹っ切れた様な清々しい走りをしていて、少しほっとした。相手はバルベラだけど、久し振りにロッシらしいブレーキングで魅せていたのは、どうやらヘイデンと同じセッティングで走った事で実現した様子。カタールの後、現状を全て吐き出して、ある意味一旦諦めたんだと思う。自分にDesmosediciを合わせるのをやめて、2年目にして自分から歩み寄る事にしたんだと思うけど、これで文字通り起死回生出来れば良いな。
MotoGP Race Classification
Pos. Points Num. Rider Nation Team Bike Km/h Time/Gap
1 25 1 Casey STONER AUS Repsol Honda Team Honda 157.3 45'33.897
2 20 99 Jorge LORENZO SPA Yamaha Factory Racing Yamaha 157.2 +0.947
3 16 26 Dani PEDROSA SPA Repsol Honda Team Honda 157.1 +2.063
次戦ポルトガルGPは来週末。ロレンソ、ストーナーと順番に勝っているから、次に勝つのはペドロサかも。
MySR










